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パフォーマンス、おおいに結構 [世の中もうちょっとなんとかなんない?]

今話題の事業仕訳け。テレビで断片的に見ていてもなかなかおもしろくて、パフォーマンスとしてはよくできていると思います。役人を悪者にするのが今時の流行ですからね。その悪者を、正義の味方がバッサバッサと切り捨てる。かつて小泉劇場で、抵抗勢力がやっつけられるのを見るのが流行りましたっけ。

この事業仕訳で出てくる予算の節減額は1200億だとか。目標の3兆円には程遠い、ということから、単なるパフォーマンスだという批判をする人々がいます。でも私は言いたい。パフォーマンスのどこが悪いの?

膨らみ続ける国家予算のバランスを再び取ろうと思ったら、もう消費税を上げるしか方法はないことぐらい、常識的な国民は皆分かっているんじゃないかしら。そのための道をならすには何が必要?…それは、国家予算の無駄を省けるだけ省いた、と国民が納得することです。無駄な道路やハコモノがこれ以上作られないことが分かれば、そして天下り目的の無駄な事業に税金が流れることはもうないことが分かれば、消費税を上げてもいいよ、という人は多いと思うのです。だから、このパフォーマンスは国民が「もう十分」と思うまで断続的に続ければいいんです。

霞が関のお役人たちが困る姿を見て喜ぶというのは、決して高い次元の話じゃありませんが、それで皆が納得して税制改革、というか、増税ができれば、財政の均衡への道筋ができるというものです。パフォーマンス、大いに結構。目標に全然足りないと言っても何千億です。懲りずに続けていけば、兆単位の削減ができる日も来るかもしれない、と信じて続けてほしいものです。

タグ:事業仕訳
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