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マン・レイ展、見てきました [日々あれこれ]


先週、新国立美術館の「マン・レイ展」を見て来ました。
「オルセー美術館展」の方は入場に30分待ちだそうで長い列が出来ていましたが、お疲れ様なことです。とはいえ、マン・レイの方も、かなり人は入っていました。

展示の内容について論評できる能力は無いので、美術とは直接関係の無い感想を申し上げると、まずとにかく会場が寒すぎ。エコだエコだと言いながら、街中には寒いところがまだまだ多すぎます。この展覧会も、歩き回っているのに寒くて寒くて、最後はもうゆっくり見続ける気がしませんでした。会場で働く係員の服装が間違っていやあしませんか?猛暑だというのに、きっちりとスーツのようなものを着こんで。あの人たちが半袖の開襟シャツでも着て丁度良い温度に設定すべきです。まったく、シンガポールや香港じゃあるまいし、環境先進国だと思いたいなら、こんな寒い温度に設定するなんて恥だと思っていただきたいものです。

マン・レイの作品は、抽象的なものも多くて、素人の目には難しげにも映りますが、そこはかとなくユーモラスな作品も多く目につきました。しかし展示全体の雰囲気は、どちらかというとしかつめらしい感じ。これが普通のやり方なんでしょうが、もっとくだけた感じというか、リラックスした雰囲気が出ないものかなあ、と。

写真や映像の道具を、ああでもない、こうでもないといじくり回すマン・レイの様子を想像するに、高尚な芸術家というよりは、新しいものを与えられた幼児の態度に似ています。作品のタイトルでも、結構ダジャレが見られましたが、普通に日本語に訳されていると面白くありません。「未解決のペンダント」じゃなくて、「Pendant, pending」でしょ。「ダンサー、危険」じゃなくて「DANCER, DANGER」(作品中でCかGか判別不能になっています)でしょ。「Adam and Even」なんていうのもダジャレですよね?なんと訳したらいいのかわかりませんが。

つい先日どこかで、「美術展のカタログはお買い得」という記事を読んだので買おうかとも思いましたが、あまりに立派で持ち歩くのが大変そうなので、絵葉書集にしました。それでも2000円くらい使ってしまったから、3000円のカタログはやっぱりお得かもしれませんね。

キンカ堂 [日々あれこれ]

先週、スーパーのキンカ堂が倒産しました。近所のママ達は、子供服を買ったり服地を買ったり、池袋の店舗を何かと愛用してきたので、普段経済ニュースに無頓着な皆さんにも、キンカ堂の倒産は大ニュースでした。

今週の初め、たまたまシャッターの閉まったままの店舗の前を通りかかりますと、何やらチラシくらいの大きさの紙が、シャッターにたくさん貼ってあります。自分で経験したわけじゃありませんが、普通「倒産」というと怒った債権者たちが押し寄せて、色々な権利を主張してモノを持ち出したり紙切れを貼ったり…というイメージがあるので、そういう債権関係のものが貼ってあるんだろうか、と想像して近寄ってみますと…。

そこに貼ってあったのは、大概がノートの頁を破って書いた感謝のメッセージだったのです。「東京に来てから○○年、大変お世話になりました。いつも優しい笑顔をありがとうございました」ですとか、「日本に来てから、いつもお世話になりました。色々と親切にしてもらいました」などなど。「ありがとうございました。(地元の)○○小学校一同」とか、「俺も楽しかった。ありがとう」なんて、男っぽいメッセージもありました。

倒産という殺伐とした経済の風景の中に、ぽっと火のともったような温かさに溢れていました。キンカ堂の社員だったら、おいおい泣いちゃいそう。

昨日のフィギュアスケート [日々あれこれ]

昨日のフィギュアスケート女子、気楽な素人評論家として言わせてもらえば、浅田真央、というよりは浅田真央チームが、キム・ヨナ・チームに完敗だった、という気がします。キム・ヨナの演技は、彼女の良さを最大限活かしたプログラムでした。彼女の形に合わせた器が用意されていた。それに対して浅田真央は、自分の形と全く違う器に合わせるために、とても無理をしているように見えました。キム・ヨナの演技は本当にぴったりはまっていて、見ている方にもすんなり入ってきた感じですが、真央ちゃんの演技は、なんだかずっと無理をさせられているような感じで、見ていても少しも楽しくなかったのです。

多くの人は、「真央ちゃんは本当はもっと明るくかわいいのに…」と思ったのではないかしら。キム・ヨナがコケティッシュな特徴をよく活かしていたのに、浅田真央はその可憐さや明るさを完全に殺してしまうプログラムだったと思います。真央に合わせたというより、コーチの好みだったんじゃないかしら。イメチェンも時にはいいけれど、イメージに全く合わない曲を選ぶなんて、馬鹿げていたと思います。

勝つための戦略が間違っていたということ。キム陣営は、オリンピックがバンクーバーで行われることまで考慮して、カナダ人のコーチについたのではないかしら。ホーム・バイアスでも利用できるなら利用するというわけ。一方、こちらはロシア人でしょ。ロシアは最近の実績でみても勝てなくなっているし、なんとなく流れからはずれてるのかなあ…。

技術はあるのに戦略がまずくて結果につながらない。まさに、昨今の日本の産業界を象徴するようです。

「天狗ハム」 [日々あれこれ]

昨夜は久しぶりにテレビ東京の「ガイアの夜明け」を点けていたら、普段買い物をしている池袋東武の食品売場が紹介されていたので、思わず片付けの手を止めて見入りました。テナントとして入っている食品スーパーが、東京では普段目にしない商品を方々から懸命に発掘して品ぞろえをする、という話です。

そこで発掘されたのが、石川県の「天狗ハム」というブランドの商品でした。…ん?天狗ハム…?と、そこで私は思わず「あっ」と声を上げてしまいました。そう、子どもの頃住んでいた金沢です。近所の肉屋さんの看板に掲げられていた、あの天狗のマーク!はっきりと思い出しました。「天狗ハム」…何十年ぶりに聞く名前でしょう。あの肉屋さんの風景が急に目の前に浮かんできました。当時住んでいた街並み…。

不意を突かれたように心臓が高鳴ります。「天狗ハム」とたった一言聞いただけで、こんなにも懐かしさが突き上げてくる自分に戸惑いうろたえているようです。あの肉屋はまだあるのかしら。年老いた私の母は「天狗ハム」を覚えているかしら…。


JAL株でマネーゲーム [日々あれこれ]



法的整理になるJALの株式が、投機家のおもちゃにされて上がったり下がったり。マネーゲームというやつです。テレビで評論家が、市場経済の見たくない部分だとかなんとか評していましたっけ。まあ確かにこの手のマネーゲームはお行儀のよいものではありませんよね。ただ、そんな評論家氏の目から見ても非の打ちどころのない理由でJAL株を売りたいと思っている人は、誰に買ってもらえばいいのでしょうか?

お高く留って投機家を悪者視したり軽蔑したり、気持ちはわかりますが、所詮市場を知らない素人の言うことです。考えても見てください。投機家といえども、まっとうに自分でリスクを取っておカネを市場に投じているのです。この、投資対象としてはどうしようもない代物となり下がったJALに自分の資金を提供し、もしものときは紙切れになっても文句も言わずに泣き寝入りしてくれる人々です。ありがたい存在ではありませんか。

宝くじに何万円も使うような感覚の人であれば、それよりは遥かに高い確率(もちろん私見ですよ、)で何十倍かになるかもしれないJAL株を買うのはきわめてまともな判断です。1000株買っても8000円(+手数料)なんですから全然大した額じゃないし。…誤解のないよう言っておきますが、そんなお行儀のよくないことを勧めているわけではありません。ただ馬鹿にするのはおやめ下さい、と言いたいだけです。それに、これは「投機」ですからね。くれぐれも「投資」とは区別して考えましょう。

誰が怖いって・・・ [日々あれこれ]

日曜の朝の報道番組で、民主党の幹部たちを集めて質問に「○」「×」で答えさせるという企画をやっていた。

ケッサクだったのは、「小沢幹事長は怖い。○か×か?」という質問。
…怖くって「○」なんか出せないでしょ。

案の定、全員「×」でした。

老人ホーム見学 [日々あれこれ]

先月末、また老人ホームの見学に出かけました。これまでも何ヵ所か見てきましたが、今回見に行ったワタミ系の老人ホームはなかなか良い印象でした。ほんの数か所見てものを言うのは不正確ではあろうけれど、ここ半年ほどの間に見学した老人ホームの印象を簡単にまとめると…

まず初めは、都内のセコム系のホーム。ベテランらしい女性がホーム長ということで対応してくださって、確かに良かったのですが、都心近くということもあり、そもそも高すぎてうちの財力では払えない、という結論。ホームの規模も小さすぎる気がしました。都心近くだから仕方ないか。

次に行ったのは、千葉県にあるオリックス不動産の老人ホーム。少し郊外です。
設備もサービスも特に問題点は無し。駅からも近く、駅前には立派なショッピングモールもあって、元気なうちは退屈しなくていいかも、と思いました。ただハードウェア的な部分は良いのですが、ソフト面ではなんとなく「アットホーム感」みたいなものが足りないような気がしたのです。対応してくれた責任者が、どこからどう見ても介護畑の人じゃあないわけです。不動産屋に就職したのに人事異動でこんなとこに来ちゃった、みたいな雰囲気がハッキリと分かってしまう。

それに比べて今回のワタミ系、3か所訪問しましたが、どこも介護現場をよく知る「相談員」が話をしてくれたのが、好印象のもとかもしれません。外食系ですから「食」をウリにするのは自然なことでしょうが、食べることが生きる楽しみという発想は、実態に合っているように思います。オリックス系のホームでは、とてもバラエティーに富んだレクリエーションが用意されていて素晴らしいんですが、実際親を見ていると、高齢になってから新たな趣味に挑戦する気にはならないんじゃないかと思うのです。自分が高齢になったら、やはりおいしいもの食べて、これまで親しんだ趣味だけ楽しんで生活したいんじゃないかしら。

自分がその歳になる頃は、もう年金なんかに頼れない時代かもね、と思うと、やっぱり贅沢できない、という気にどうしてもなってしまう。消費不況の源泉ですね。

タグ:老人ホーム

見に行きました、阿修羅展 [日々あれこれ]

混んでいるとは思いましたが案の定、待ちましたよ、入口の前で40分。
とは言っても、列がかなり動いていたので、それほど疲労感はありませんでした。

初めの出土品の展示はさっと流し、仏像のエリアへ。
入口の釈迦三尊像は、小さいながらも繊細で落ち着きにあふれています。
八部衆・十大弟子は、阿修羅と同様少年の顔をした、優しく美しい仏像たち。

メインの阿修羅のエリアでは、像の周りを人垣が幾重にも取り巻いています。
会場整備の係員の声がけたたましく響き、かなりの押し合いへし合いではありますが、
はじめは正面から、そのあと至近距離で360度すべての方向から、
かなり時間をかけて、じっくり見られたように思います。

次のエリアは、迫力溢れる四天王と、荘厳な薬王・薬上です。
そして大きな仏頭と飛天たち。

最後に売店で、絵葉書などを買いました。
阿修羅像はあの何とも言えない表情もよいのですが、私は六本の手の造形が好きなので、
絵ハガキもマグネットも皆全体像です。
阿修羅ファンクラブによるCDはちょっとワルノリかなあ、と思いつつ買ってしまいました。
うちはダンナがCDコレクターなもんで。
海洋堂の阿修羅フィギュアはずっと前に売り切れてしまったとか。
確かに欲しいですよね。

それにしてもすごい集客力です。
私を含め、とりたてて仏像ファンというわけではなくても、
あの阿修羅像は何となく気になる、という人は結構多いんでしょうね。
普段簡単には見られないし、ひと目お目にかかりたい、というわけです。

ひと目お目にかかりたい仏像は何体かありますが、阿修羅像はその中でもトップクラスでした。
残るは、中宮寺の弥勒菩薩半跏思惟像、でしょうか。


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スーパーより八百屋 [日々あれこれ]

近所にスーパーのポロロッカが開店。早速幼稚園に子どもを送った帰りに買い物に行く。

この手のスーパーは特に安くもなく、珍しいものも無く、中途半端で好きにはなれないが、毎日の通園路にできてくれたので、とりあえずありがたい。今日は開店日なので、店員がたくさん店頭に出ていて、店内の整理だのお客の案内だの、やたらと丁寧に世話をやく。最近深夜のテレビで見た伊丹十三の映画「スーパーの女」の場面が思い浮かぶ。

日ごろお世話になってる近所の弱小スーパー、ポロロッカの帰りに寄ったら、予想通り色々値下げしてた。これが競争ってもの。
でも生き残れるのかしら、心配です。野菜が安いので生き残ってほしいな~、というのは消費者の勝手な発想ですね。それならこれからも小さいスーパーで買い物すればいいんだけれど、やはり新しくてスーパーは、広々して快適に買い物できる。買い物にはどうしてもレジャーの側面がありますからね。弱小スーパーはいっそ衣替えして、八百屋さんに徹してくれるとうれしいんですが。
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日本の仏教・チベット問題 [日々あれこれ]

最近のチベット問題に関して、天台宗のお坊さんが関西テレビで発言したところを動画で見ましたが、なんと言うか、ほかに公に発言している仏教関係者はいらっしゃらないのでしょうか。仏様のご加護があっても、中国は怖いということなのでしょうか。

私はチベットとは何のかかわりもありませんが、一市民としてふつふつと怒りを覚えます。宗教者であれば、平凡な俗人である私の何倍も怒りを感じてほしいものですが。それとも解脱しちゃって腹も立たない、とか?

よく思うのですが、飢え死にしそうなほど困窮している人やホームレスの人々に食べ物を振舞ったり、といった活動は、日本のお寺で行われることはあるのでしょうか?漠然としたイメージですが、カソリックのシスターがそういった人々のためにスープかなんかを配る絵、というのは一種定番であるように思いますが、お坊さんがそういうことをする絵、というのはイメージできませんよね。

行政が税金を使って行う活動ではまかないきれない弱者の救済などは、本来宗教が活躍する場なのではないでしょうか。そのために税金を免除されたりしているんじゃないんでしょうか。それ以外にも、地域の様々な福祉的活動に、もっと能動的にかかわりを持つ、という発想はお寺にはないんでしょうか? 
傍から見ていると、お寺は冠婚葬祭業か観光業のように見えてしかたありません。

ところで、護国寺の境内ではFree Tibet の祈りをこめて、キャンドルライティングを毎夜行っている由、これもお寺は場所を貸してるだけということのようですが。 近くだから一度行って見ようか・・・。

長野での聖火リレーは何が起こるんでしょうね。あまり何も起こらないのも恥ずかしいから、適度に荒れてほしい・・・などと勝手なことを考えてしまいます。中国企業のレノボがスポンサーを降りたという話はちょっと面白いですね。中国政府からお咎めはないのでしょうか?
 

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