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大塚ホールディングの株主総会 ~意外に古臭い [楽しい資産運用]

昨日27日の株主総会集中日は、大塚ホールディングスに出席しました。保有してまだ日が浅いので、今回が初めてです。

この会社、収益構造は立派な製薬会社ですが、ボンカレーやポカリスエットなど消費者向けの商品でブランド力があるし、そこそこ華やかなイメージを持っているんですが、株主総会からその雰囲気は、全く感じられませんでした。総会の進め方は○○製鉄や△△重工、みたいな昔ながらの雰囲気で、特徴的なことは何も無し。取締役会は、一族の名前もいくつか混じる日本人男性オンリー。参加している株主の皆さんも、若い人や女性は少ない印象です。


事業に関してのポイントは、間近に迫る主力製品の特許切れ。それ以降どうするのか、が最大の関心事です。薬というものは、素人が理解するのは難しいものなのですが、次の主力と期待される薬は何なのか、どういう領域で、どういう強みを発揮するのか、といったことを知りたいと思うわけです。この点は当然、株主からの質問にもありました。

社長はこの件について、量的にはたくさんお話になったのですが、聞いていても要点がつかめない。私の知識不足は当然あるにしても、とにかく社長一人でひたすら話し続けるスタイルは、もともと難解な部分もある内容なので、聴衆の多くはついて行けなかったと思います。次の中期計画を8月に発表する、ということなので、タイミングが悪かったのかもしれません。中計の発表を待てばよいのかもしれません。とにかく総会に出席して何かが得られた、という感触には乏しかった。

株主からの質問もあまり活発ではなく、印象に残る質問も出ません。そこで取締役候補の選任について、ちょっと聞いてみました。売り上げの過半を海外で挙げ、グループ会社の7割が外国籍というグローバル企業でありながら、多様性を全く感じない取締役会。コーポレート・ガバナンスに多様性は重要だと思うんですが、どうお考えでしょうか。社外取締役には、何を期待されているんでしょうか。

上場時には2人、女性もいたんですけどね、とのこと。現地法人のトップや役員には女性が何人もいらっしゃるし、海外では管理職にも多いのだそうです。ここは大塚グループは多様な会社だと考えているし、取締役会にも多様な人物を任命できるようにしたい、とお答えいただきました。社外取締役に対する期待も、特筆すべきことは無し。選任された取締役も、名前を紹介されておしまい。ほんと、普通の総会でした。期待感高かっただけに、少々残念。



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