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三菱商事の株主総会  ~お土産は復興支援の醤油~ [楽しい資産運用]

最近は株主総会に出かける時間があまりなくなってしまって、総会めぐりのメモもなかなか書けませんが、今週・来週は集中してますからね、頑張っていくつかは参加したいと思います。

金曜日に出かけた三菱商事は買って日が浅いので、株主総会は初めてです。招集通知でまず目についたのは、裏表紙に赤の囲みで、出席すると「記念品(ご出席の株主様お1人につき1個)をご用意しています。」というお知らせ。何だか妙に大衆的。別にお土産が欲しくて行くわけじゃないんだけどな。昨今はむしろ、お土産やめました、悪しからず、というお知らせが普通なので、しかも三菱商事ですから自社製品も別にないだろうし、違和感あります。

最寄り駅につくと、出口を出る前からもう、来るわ来るわ、お土産ハンターの皆さんがどんどん逆流してくる。総会のハシゴをするんでしょうかね。お土産つける意味あるのー、と思ったけれど、このお土産の意味するところはあとで判明するんですね。これ、東北の復興支援の品だったんです。東北の産業を応援してます、というアピールだったのでした。それで納得。あの「生き残ったもろみ」のエピソードで知る人ぞ知る、「八木澤商店のお醤油」でした。

総会で印象に残ったのは、まず出席者にも議案の投票用紙があったこと。これは初めて。珍しいと思って写真撮っちゃいましたが、もしかして他社でも導入してるんでしょうか?何せコーポレート・ガバナンス・コード元年ですからね。折角意思表明できるとのことなので、帰りには、グループ会社出身で社外取締役・独立役員候補になっていた某氏のみ「反対」として出しておきました。

業績の話は省略。会計上の増益要因が全体の増益幅より大きく見えるので、実質増益なのかどうかよくわかりませんが、この原油安の中、頑張ったということは言えるでしょう。

Q&Aの中で良かったのは、コーポレート・ガバナンスに関する質問の回答。社外取締役で会計学者の伊藤邦夫先生がお答えになったのですが、三菱商事のコーポレートガバナンスはレベルが高いと自信を持って言えます、ということで、「ガバナンス報酬委員会」と「国際諮問委員会」というガバナンスを司る2つの委員会について説明がありました。「ガバナンス・コードの導入に対応するのではなく、我々の方からガバナンスを発信しているのです。」と締めくくると、この時は思わず会場から拍手がわきました。

事業に関する話では、ノルウェーの鮭養殖会社を買収したというのが面白いと思いました。足下は赤字。理由はロシアの経済制裁。でも売上高1千億円くらい、世界3位の生産量という大手です。評価については詳しくは分からないけど、こういう時に買うというのは、いい投資してそうな感じがします。

段々終わりに近づいて、社長さんが「どなたか女性の質問ありませんかねえ」なんて言ってましたが…そうか、そういうことなら何か聞いてあげればよかったなとちょっと思ったけれど、その瞬間はもう退屈して帰り支度していたので、対応できませんでした。

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