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バンダイナムコの株主総会 [楽しい資産運用]

6月20日月曜日。バンダイ・ナムコの株主総会は何度も行っているのですが、ナンジャタウンの券を人質に取られたような格好で、今年も出席しました。お土産に釣られて、というのは本意ではないんですが、子どもにせがまれるんですね、出席受付表の裏についている、ナンジャタウン一日券の引換券。

毎年同じホテルの別会場でANAの株主総会も開かれますね。毎年同じというのは、会場の都合で決まっているのでしょうかね?始まる時間が一緒なので、駅からの登り坂は、今年もひどい混雑。この日はそれほど暑くはありませんでしたが、入口を入ってすぐ、冷たいおしぼりを配っているのは良いアイデアだと思います。暑いのは特に着いた瞬間ですからね。首のあたりに冷たいのを当てると、効率よく体が冷やせます。会場までの通路に沿って、延々とヒーローもののキャラクターが並んで立っています。写真に撮ってる株主さんたちがいるのも、なんとなく微笑ましいものです。

バンダイ・ナムコの総会は、私がこれまで出席している中で最も若者と女性の比率が高い総会です。子ども連れもいます。それだけ見ていると、未来志向な感じでいいんですけれど、業績はどうもダメですね。おもちゃの部門は引き続き好調ですが、とにかくゲームが苦しい。かつては利益率も高かった稼ぎ頭ですが、もうゲームソフトであんなふうに稼げる日は二度と来ない。時代の変化で家庭用のパッケージという形でのゲームソフト市場は「崩壊」した、と会社も認めていました。この先どうやって稼げばよいのか、まだ答えは出ていないというわけです。

家での会話で「バフェット化」という表現を使うのですが、どちらかというとローテクな、生活に密着した地道なビジネスが良い、という意味です。最近の産業界は、この傾向が顕著な感じです。この会社もそうなってますね。でも、PBRが1倍というのは、今持ってる資産の額しか評価しない、ということですから、ここで売っちゃあ、ガンダムや仮面ライダーが可哀そう、というのが投資価値についての結論。

業績はさておいて、ここの株主総会には良い点がいくつかあります。ちょうどひとつ前のドコモの総会の感想に書きましたが、新任取締役が一人ひと言ずつ挨拶するのは良いと思います。それから、審議される議案についての質問にも多くの時間を割いていて、個別の新任取締役(その時点では「候補」)に発言を求めることができます。会長のスピーチには「がんばれよ!」と声がかかっていましたねえ。

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