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車椅子の予算 [世の中もうちょっとなんとかなんない?]

ある講演会でのこと。
聴衆の中に元養護学校の先生という方がいらして、その方が言うには、子どもの車椅子というのは体の大きさに合わせて乗り替えていくわけですが、すべて個人所有なのだそうです。補助金が出るので個人の負担というわけではないようですが、それで何が起こるかというと、多数の車椅子が子どもの成長とともに廃棄されるというわけです。養護学校では、卒業時に各自が車椅子を置き去りにしないでちゃんと持って帰るように徹底するのが重要な仕事なのだそうです。

その講演のテーマは、恵まれない国へ中古の車椅子を贈る、という話だったので、その場は、そんなに車椅子が余っているならどんどん贈りましょう、良かった良かった、という雰囲気で終わりましたが、私としては本題よりも、その福祉予算の使い方が気になってしまって…。

以前、教育費について というタイトルで、書道セットにせよ鍵盤ハーモニカにせよ、個人に買わせずに学校に配備すべきだ、と書きましたが、お金の使い方という意味で、この福祉の領域にも同じ種類の問題があるような気がします。補助金ということなので個人負担の問題ではありませんが、福祉予算の使い方としては、資源の無駄遣いになってはいませんか?誰かがどこかで不当な利益を上げていることはないのでしょうか?車椅子を使っている方々に聞かなければ分からないけれど、たとえば学校にいる間使用する車椅子は個人所有でなければ不都合なのでしょうか。

タグ:予算 福祉
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