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デフレ対策 [世の中もうちょっとなんとかなんない?]

「返済猶予法案」という法案が通ったとか。ローンの返済を待ってくれるんだそうです。
その場しのぎがしやすくなる法案というわけ。

住宅ローンが返せなくなったらどうするか。基本は住宅を売り払ってそのお金で返済するということでしょう。そこがデフレの困ったところです。価格があんまり下がってしまっていると、売ったはいいけれど多額の返済が残ってしまいますから。この事態を銀行に収拾させたいなら、返済方法として現物が選べるといいんですよね。つまり足りない分は銀行が負担する。だって、不動産の担保価値を設定したのは貸し手なんだから。

まあまた銀行経営が混乱すると世の中にとっていいことはないので、銀行をいじめるのはやめたほうがいいんですが、一番みんながハッピーになる解決は何と言っても適度なインフレでしょう。それにしてもどうやったらインフレになってくれるんでしょうね。

景気の悪い時に税金を上げるのはタブーというのが常識でしょうが、たとえば今後10年かけて毎年1%ずつ消費税を上げて行くっていうのはどうでしょうか。日本の財政はいずれそのくらいの消費税を導入しなければ、それこそ持続不可能だということはもうほとんど明らかでしょう。だったらこれから10年の間、ものを買うなら今年の方が来年より必ず税金の分だけ安い、ということにするのです。増税を上回るペースで価格が下落する、と皆が信じてしまってはだめなんですがね。

とにかく来年は今より物価が高い、と皆が信じるようにすればいいわけですから、さすがに10年ぐらいそういう状態を維持すれば、先行き物価が上がると考える癖がつくんじゃないかしら。増税ですからまあ景気には悪影響があるのかもしれませんが、インフレ期待があれば、たとえば明らかに不動産投資は増えます。おカネを持っている人はいるんですから。銀行預金でもっているより明らかに有利と信じられれば、持っている人は投資します。不動産はやはり波及効果がありますからね、それは景気にプラスなはず。そしておまけに国家財政の悪化には歯止めがかかる。それで将来不安が薄れてこれまた景気にプラス…とまで言ってしまうと楽観的すぎますか。

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thick-beard

建築基準法の改正の規制緩和で、超高層マンションができ、
不動産価格があがらなくなった側面もあるようです。


by thick-beard (2009-11-27 15:03) 

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