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2016年3月 楽天の株主総会 [楽しい資産運用]

アップし損なった3月の株主総会、2件目は楽天。 2016年3月30日(水)開催


ネットもアプリも、その類の新しいモノ好きではないから、業種としては苦手だが、楽天は既に社会のインフラと言ってもいいと思うから保有している。楽天で買い物したいと思っていなくても、ネットを通じて買いたいものを探すと、結局楽天の商店街で買うことになる。必要だから使ってしまうサービスなので、単なる小売りやネットサービスじゃなくて、インフラ。

売上も取扱高も、過去、長期にわたって伸びて来ているが、ここ1年の株価について言えば、増資したあたりから約半分、はっきり言ってパッとしない。時代の流れに乗ってインフラ化するほどの存在になっているんだから、もっと儲かっていてもよさそうなものだ、というのが正直な感想。これはどういうことなんだろう。楽天の戦略がどこか間違っているんだろうか。はたまたこの事業において、日本企業であるということがいけないんだろうか。

2020年の売り上げ目標を1兆7千憶円としている。2015年から約2.4倍、年率19%の成長率ということになる。無理ということはないでしょう。最近もEbatesだとか、Viberだとか、有望な事業が加わっているとのこと。それぞれがどのくらい有望なのかはよくわからないけれど、新しいビジネスはこれからも色々と出て来るだろうし、事業買収も続けていくだろう。昨今話題のFinTechだって、なにかモノになるとするならば、既存の金融機関よりこちらの方が有望でしょう。ただ、売り上げが伸びるくらい株価も上がってくれるといいんだけれど。

Q&Aでは、いつものことだけれど、配当をもっと出してほしいという要望。楽天は配当利回りで買う種類の銘柄ではありません。配当が欲しいならもっといい銘柄がたくさんあります。

日曜朝の報道番組「サンデーモーニング」のスポンサーを辞めろ、という話も出てましたね。そんなことが話題になっていたんですね、知らなかった。番組のスポンサーを降りるなんて、軽々に言い出すようなことではないでしょう。偏向報道だか何だかよく知りませんが、政治的なことに巻き込まれるのはよくありません。常識的な倫理に反する、というようなことでもなければ、知らん顔をしているべきです。かの番組は、張本さんの「喝!」が人気で視聴率が高いのでビジネス上スポンサーを続けるべきである、という極めてまともで冷静な株主発言もありました。すごく話下手な感じの株主さんでちょっとじれったくはありましたが、よくある高齢者の「しゃべりたい病」とは違い、真摯な気持ちが伝わってきて、如何にも一般個人が参加してます、という雰囲気がむしろ好印象でした。

一番よいと思った株主質問は、せっかく米国人の取締役が二人来ているのだから、彼らから見た楽天の海外ビジネスについて話してほしい、というもの。おっしゃる通りですね。何で思いつかなかったんだろ。1人目の回答は、2014年10月に子会社化したEbatesのビジネスはvery very smart である、とのこと。E-commerceは大手の占有率が高くないので、大勢の小規模業者を束ねることのできるEbatesは大変有効、という話。もう1人は、長期的な戦略に基づいて、買収先の選定を頑張ってます、という話でした。

以上。

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