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第一三共の株主総会 [楽しい資産運用]

もうそろそろ書いておかないと、株主総会の話は時季外れになってしまいますね。
最後の一社は第一三共。6月27日でした。

第一三共はもう何度も出ていて昨年のメモにも書いたのですが、ランバクシーの買収を決めた直後、業績の勢いがあった時の株主総会はとても良いと思ったのです。わが社の事業を見てくれ、というアピールがあったのですね。話を聞いていても、何を考えて経営しているのか、メッセージというものがありました。

しかしリーマンショックで業績が落ち込んだり、ランバクシーでトラブルが発生して高い買い物をしたんじゃないかと言われたり、株主総会では社外取締役の顔ぶれにケチがついたり、といった状況が影響したのか、その後の株主総会は、だんだん中身が薄くなっているように感じます。今年もその延長線上にあります。

第一三共のIRがとりたてて悪いとは思いません。ただこの会社は株主総会を、株主に事業をアピールする場から、ひたすら無事に終わらせる対象へと方針変更したようです。質問に対しての答えも、ほとんどがお役所答弁で、語るに値しない。

株主質問でも、プレゼンの内容が書類のまんまでここに来る意味がない、という指摘がされましたが、答弁はなんとなく笑ってごまかしているという風にしか見えませんでした。今期の予想値が低い理由や、中期利益目標の実現性など、私も知りたいと思う質問もありましたが、どれもほとんど答えていませんでした。社外取締役など、コーポレートガバナンスに関する株主質問も出ませんでした。

来年こそ、出席するのやめようと思います。ネット上で見られる経営説明会の方が役に立ちます。会社も総会の出席者が少ない方がうれしいんじゃないかしら。

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