SSブログ

やっぱり大紛糾の東京電力 [楽しい資産運用]

さて、金曜に東レ、昨日は第一三共の株主総会に出ましたが、先に今日の東京電力について、総会の印象だけ簡単に記しておきましょう。不運にも高い入場料を払ってしまったので、又とない機会と思って出席してきました。最寄り駅には30分前についたんですが、延々と列に並び、やっと第三会場に着席できたときは、開会時間を5分ほど回っていました。私は3時間余りその場におりましたが、あと2時間はかかりそうだなと思って帰ってきたら、夕方5時のニュースで、6時間かかって先ほど終了した、と言っておりました。

東電に関しては、株価分析はもうほとんど意味をなしません。普通の会社なら存続し得ないわけで、あとは政治の判断です。生き永らえるにしても、配当がもらえるのはいつのことやら。いや、いくら株主であっても、軽々に配当を出す判断などしたら怒りますよ、税金で助けられるわけだから。そして配当の出ない電力株は、ほとんど持っている意味はありません。東電株に残る価値は、経営に参加することぐらいと言ってもいいでしょう。買収できるくらいお金があったら意味があるんですけどね。

事前質問も190あったとのことですが、総会でも想像通りの多くの質疑応答がなされました。と言っても聞く価値のあったのは質問の方で、回答は殆どメモする気にもなれません。柏崎からここで発言するために来ている人もいました。20年以上株主総会に通って原発反対を訴え続けているという人や、株主の力で脱原発を!と弁舌ふるう活動家もいました。現実の放射能汚染を心配する発言も多く、私が常々思っている、福島の子どもたちを疎開させよ、という主張も出ました。

株主は皆それぞれに憤っているわけですが、皆に共通する怒りは、壇上に並ぶ幹部はじめ、東京電力で責任ある人たちが、十分責任を取っていない、ということでしょう。役員報酬が半分でも出ること、OBたちが企業年金を受け取り続けること、勝俣会長をはじめ何人もの取締役が、辞めずに再任されようとしていること。…あの勝俣会長という方は、柏崎から来た質問者も言っていましたが、ホントに、あなたまだ居たの、という感じです。以前の刈羽でも大事になってるのに、また再任取締役の中に名前がある。しぶとさで名を挙げた現首相など、かわいく見えてしまうくらいです。

発言中に、原子炉に飛び込んで死ね、と怒鳴った人がいてちょっとびっくりしましたが、ただ怒りをぶつけるだけというよりは、まじめに国を憂える気持ちが伝わってくる発言も多く、なかなかのドラマでした。第一会場はずっと怒声が飛び続けていましたが、別会場にしか入れず、臨場感が今一つでちょっと残念。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

JFEの株主総会 東レの株主総会 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。