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総会の集中日は第一三共 [楽しい資産運用]

6月27日、株主総会の集中日はどうしようかと思ったけれど、第一三共に決めた。決め手はインドの製薬会社ランバクシー社。この買収案件についてどんな説明があるのか興味をそそられたためだ。そして期待に違わず、総会後にはランバクシー買収についての事業説明会が行われた。

総会には多くの個人株主が参加していて、株主発言も活発。配当と自社株買いがしっかりされているので、例の「配当増やせ」コールはほとんどなく、充実した内容だったと言えるだろう。株主質問でもランバクシー社の件は何度か登場し、やはり株主の関心の高さが見て取れる。

第一三共の「2015年ビジョン」というのを見ると、売り上げの目標が1兆5千億円、うち海外が60%、となると、6千億円ほど伸びる売上のそのほとんどすべては海外から、ということになる。ランバクシーの重要性も非常に高いわけだ。莫大な償却費に苦労するということも無さそうだし、インドやアフリカ圏へイクスポージャーが増えるのも楽しみだ。

株主の発言で印象に残ったものがひとつ。社外取締役として日本郵政の西川社長が入っているが、この株主氏によれば、西川社長は昨秋に某記者会見で、社外取締役はできるだけ引き受けずに郵政に集中するとおっしゃっていたとか。だから本来なら西川氏に社外取締役をお願いするべきではなく、郵政に精力を集中してもらうべきではないか、と。確かに郵政の経営は正念場、日本の構造改革の先行きに関わることだから、製薬会社の面倒を見ている場合ではないというのは全く正しい。

他に出てみたい株主総会が多々ある中から選んだ第一三共は正解だったと思う。

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