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今日の株主総会はティラド [楽しい資産運用]

ティラドという会社の株主総会に出かけた。買った時は東洋ラジエーターで、数年前に社名変更している。
総会の後で、懇親会と称して事業説明をやります、とのこと。業績も良いようだし、聞く価値はあるかなと思い、初めて参加してみた。
社名変更した頃は、確か個人投資家向けのIRなどをやっていたようだし、今回の総会もポピュラーなホテルが会場だし、個人投資家の参加も結構あるのかと思ったのだが、会場に入った最初の印象は、「黒い」。・・・つまり背広姿ばっかり。ほとんどが会社関係の株主なんだろう。個人株主も多分会社のOBとか?ホテルの会場というよりは、本社の会議室でやってるタイプの総会だ。純粋の個人株主はごく少数と見受けられる。私なんか居るだけで浮きまくって、おとなしくしてる以外にありません、というかんじ。

総会は単調そのもの。事業報告は、完全に召集通知の内容どおりだ。よくもここまで、というほど社長の棒読みで、当然ながら質問なんて出ない。例の社員株主の「了解」、「承認」でことが進む。できるだけ何事もなく、平穏に、ということを重視してわざと単調にやる、という、昔の「総会屋」の存在を未だに想定して企画された株主総会なのだろう。多分そんなこと意識もせずに前例踏襲しているのだろうけれど。

総会自体は先日のオリックス以上に退屈ではあったけれど、今日はそれほど意外でもない。なにせ、プロ野球の球団を持って一般大衆へのアピールに努め、規制緩和の先頭に立って先進的なイメージを振りまくオリックスに対し、地味で保守的な自動車部品業界なんだから、株主総会が革新的であることなど期待しないほうが普通だ。株主懇談会があるんだから、十分努力が見られる、というべきだろう。

事業については期待している。環境問題を抱えながら自動車産業がうまくやっていくために、技術力を活かせる企業であるように思う。経常利益率もROEもあまり高くないが、自動車産業としてはとりたてて悪いわけではない。数年前の中期計画策定時には経常利益率8%が目標だったとのことで、本当に達成してくれればうれしいが・・・今は無理そう。配当は本当はもう少し出してほしいところだ。そもそも株主還元の基準をどう定めているのか、「適正」というだけではダメ。減益だった前々期に対しては記念配として増配し、利益倍増している前期に対して据え置きじゃあ、理にかなってるとは言い難い。・・・あ、こういうことは総会で質問しなくちゃいけないのね、本来。でも、あの雰囲気で質問するにはちょっと勇気が要るもので・・・。

事業説明もちょっと平板ではあったけれど、家でIR資料を眺めているだけよりは、やはり説明を聞いたほうがわかりやすい。
・・・説明ありがとうございました、あとは資料みながら復習します。
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